自力で見つけよう 神様
中山優馬 Chapter1 歌おうぜ!踊ろうぜ!YOLOぜ!TOUR
中山優馬ファーストソロコンサート〜勝ち取ってきたすべてが今の君だから〜
センター中山優馬とセンター重岡大毅のおはなし
中山優馬くんのファーストソロコンサートの初日を明日に控え、ジャニーズWESTのファーストツアーパリピポの初日が近づいてきたということで、関西の新旧センター中山優馬くんと重岡大毅くんのお話をしたいと思います。
この二人は、絶対の安心感があるアイドルだと私は思っています。この人に着いていけば大丈夫だって思えるアイドルナンバーワンとナンバーツー。私にとってその二人が優馬くんとしげおかくんで。
私が優馬くんに興味を持ち始めて少し経った頃、優馬くんはバッテリーのお仕事が決まりました。その時に優馬くんは既に事務所に推される存在であり、その場所に立つようになっていました。優馬くんの名前が前面に押し出されたようなユニットも出来ました。私はそれが嫌だった。みんなでわちゃわちゃしてる優馬くんは最強にかわいくて、最強に大好きだった。だから違う衣装を着させられて、みんなより一歩前に立ってる姿が、すごくすごく嫌だった。
でも私は思うんです。優馬くんはそこに当然の如く立つべき人だったよなあ、と。そんな風に思っていながらも、私は優馬くんは真ん中に立つべき人なんだって無意識的に思っていたんです。当時の彼は、例えば圧倒的な歌唱力があった訳でも、ずば抜けてダンスが上手かった訳でもなくて。でも、それでも真ん中に立つべき圧倒的な何かが、当時からあって。だから、そこに立つことに対する疑問、っていうのは全くなかった。
一方でしげおかくん。気付けばしげおかくんは優馬くんの次に推される存在となっていて。優馬くんが居なくなった後、彼は優馬くんが立っていたその場所に立つようになっていました。
私は最初思っていたんです。なんでしげおかくんがセンターなんだ、って。二番手のしげがかわいかったんじゃん!二番手のしげが好きだったのに!って。なのに。
いつの間にか、私はそれを受け入れていました。しげおかくんがそこに立つことに、何の疑問も抱かなくなっていました。私が優馬くんと関西が別々の道を行くことを受け入れたのは、もしかしたらその事に気付けた時だったのかなあと思います。
あの頃、本気で優馬くんの背中を追い越そうとしていたのは、もしかしたらしげおかくんだけなんじゃないかなって、私は思うんです。例えば、先に東京でお仕事をするようになった彼のことをすげーなとか、羨ましいなとか、そういう風に思う人はいても、その背中を追いかけようと思ってた人はいても、本気でこいつのことを追い越してやろう、こいつを超えてやろうって思ってたのは、しげおかくんだけだったのかな、と。
だからセンターなんだと思います。私は正直、これまでも今でもしげおかくんに対して、ずば抜けて歌が上手いとか、ダンスが上手いとか感じたことはないんです。それに加えて、圧倒的な何かがあると思ったこともなくて。だから、そこに立つことに、疑問を感じてもおかしくないはずなんです。でも、私の中で、しげおかくんがそこに立つことに今、何の疑問もなくて。それは、彼が常に上を目指してきた人だからって私は思っています。
そんなしげおかくんの姿に気付けた時、私はきっと優馬くんの歩む道を受け入れていこうと思えたのかもしれません。そこに立つべき人間はもう優馬くんじゃないんだ、と。だから今でもしげおかくんには何だか特別な想いがあるし、すごく感謝しています。
そして、中山優馬というアイドルと重岡大毅というアイドルについて。
優馬くんは常に、中山優馬であることを求められてきた人で、求められている人で、きっとこれからも求められていく人で。常に中山優馬であることの価値を求められている人だと思うんです。だけど、優馬くんはそれに対して苦しいとか辛いとかそういう姿を見せたことがなくて。
私は思うんです。例えば俺いつになったらデビュー出来るんだろうっていう悩みや苦しさは、ジャニーズの先輩なり、仲間なり、他の誰かと共有できるものなんだろうなって。でも、優馬くんがあれ程推されていた時の悩みや苦しみはきっと、誰とも共有することは出来なかったんだろうな、と。でもそれってすごく苦しいことで。誰かにそれを吐き出して、共有することが出来たら、全然違うと思うんです。でも当時の彼にはきっとそれが出来なかった。そんなの話したところで、お前は事務所から推されているのだから、デビュー出来てるのだから、いいだろってなるから。
それなのに、彼はそんな苦悩や葛藤を見せたことがない。そこに立つときに、迷いなんて一切なくて。常に100%の中山優馬で居てくれるんです。中山優馬として求められていることに、100%応えてくれるんです。だから私にとって、優馬くんは絶対的なアイドルなんです。
一方でしげおかくん。しげおかくんは自らアイドル・重岡大毅を演じている人なんだと私は思っていて。多分、彼の中には、彼が思う正しいアイドルみたいなものがあるんだと思うんです。何が正しいアイドルなんて、人によって違うだろうし、誰にも定義出来ないけれど、きっと彼の中には彼なりの正しいアイドル像のようなものがあって、そして常にそれが一貫している。例えば、彼の中には、彼が思う正しいファンとの距離感があって、そこは絶対に越えない、みたいな。だから私達の前に立つときには、絶対的なアイドル・重岡大毅でいてくれる。本当の彼がどんな彼だっていいと、そう思わせてくれるのは、常に彼がアイドル・重岡大毅でいてくれるからだと私は思います。
例えば優馬くんは、選んできた道を(あるいは選ばされた道を)、正しい道に出来る人。もちろん、あの時こういう道を選んでいたらって思うことはある。それは多分、アイドルを応援していたら絶対にみんなが思うことだと思うんです。でも、優馬くんは、優馬くんが歩んできた道が絶対に正しかったんだと思わせてくれる人。そういうふうに変えてくれる人。私はそういう風に思っています。
例えばしげおかくんは、絶対に正しいと思える道を選んでくれる人。間違うことが悪いことだとは私は思わないけれど、でもきっとしげおかくんは常に正しい道をちゃんと選んでくれる。きっと間違えない人だって、そういう安心感みたいなものがあって。だから彼のいるジャニーズWESTはこれからもきっと大丈夫だってそう思えるんです。
そんな中山優馬くんのソロコンサートが遂に始まります。そんな重岡大毅くんがセンターを務めるジャニーズWESTのツアーが始まります。
別々の場所に立つ二人は、きっとまた私にとって絶対的なアイドルの姿でそこにいてくれるんだろうなという安心感と期待感がいま、すごく高まっています。共に関ジュのセンターを背負ったことのある二人だけれど、二人は全然違うアイドルで、なのに絶対的なアイドルで。それがすごく面白いなって思うし、これからもすごくすごく楽しみな二人だなって思います。
いつか二人はまた同じ舞台に立ってくれると私は信じているし、すごく楽しみにしていて。そして今、別々の場所で輝く二人を連続して見られることはすごく貴重だなって思うし、楽しみだなと思います。
最後に言えることは、アイドル・中山優馬もアイドル・重岡大毅もとてつもなく大好きだ!!!!!
優馬くんのファーストソロコンサートも、ジャニーズWESTのファーストツアーも無事に終えられますように。優馬くんの未来にも、ジャニーズWESTの未来にも幸あれ!!!!
今を生きるアツさをみせろ〜ジャニーズWEST1周年おめでとう〜
ジャニーズWEST1周年おめでとう!!!!デビューするって世界が大きく大きく変わることなんだなって、この1年改めて感じました。
中山優馬くんの一万字インタビュー
ジャニーズWESTの一万字インタビュー、最後の淳太くんのを読み終えて全員分読み終わりました。改めて全員分読み返してみて、私は中山優馬くんの一万字インタビューを読み返したくなりました。デビュー前の彼らの話を読んでいると、私はやっぱり、優馬くんのことを思い出してしまうんです。私、いま小瀧くん担当ですが、なんだか優馬くんの一万字インタビューの感想を書きたくなったので、優馬くんの一万字の感想を書きたいと思います。
大阪のコたちと、いっしょに、やりたいなって思ってたときは特に。"俺はエリートじゃない。特別扱いしないで"って、ずっと思ってて。全員と同じ立ち位置で勝負したいって。
だから、B.I.Shadowとデビューした時も、NYCとして活動していた時も、ずっと、ずっと彼の居場所を、ちゃんとした居場所を作ってあげたいって思ってた。なんだかそこには、優馬くんの居場所はない気がしていて。だからといって、関西にも彼の居場所はない気がしてた。優馬くんだけが特別な扱いされていて、大阪に帰ってきた中山優馬〜みたいな扱いが、すごく嫌だった。彼の居場所はどこなんだろう。彼に居場所をつくってあげたい。ずっと、ずっとそう思ってた。だけど。
山田くんと知念(侑李)くんは、Hey!Say!JUMPでデビューもしてる。なんか寂しいっていうか、いろいろ思いましたね。
ただ、JUMPのファンや、JUMPのメンバーへの申しわけなさは、ずっとあって。でも、そういう世界なんだって思い込んで。自分のコピーロボットがステージでがんばってるみたいな感覚があったっていうか。なんかホント、パーマンな気分でした。
東京でグループ組み始めて、B.I.Shadowとだったり、NYC boysだったりしてるときは、大阪のコたちとやりたいってずっと思ってました。言えなかったですけどね。
あ、この人、自分のいる場所を否定してたんだ、って思った。そんなの想像に過ぎないけれど、でも、きっとこの人は自分のいた場所を否定してたんじゃないか、と。でもそれってすごく悲しいことじゃないですか。自分でも自分の今いる場所を否定するなんて。そう思ったとき、私は気付いたんです。あ、私はあの頃、きっと優馬くんのいる場所を否定していたんだな、と。それに気付いたら、後悔しかなくて。なんでだろう。なんで私だけでも、あの頃優馬くんのいた場所を、肯定してあげられなかったんだろう。なんでだろう。そう思った。知ってた。JUMP担から、優馬くん、よく思われてなかったってこと。優馬くん、やっぱりずっと気にしてたんだよね。二人には帰る場所があること、ずっと分かってて、ずっと気にしてたんだね。
今なら言えるのに。優馬くんのいた場所に、間違いなんて一つもなかったって。優馬くんが歩いてきた道に、間違いなんて一つもなかったって。
関西のときのこと、B.I.Shadowとのこと、NYCのこと、その全部があって、今のソロがある。全部がつながってる。
過去のできごとも、人との出会いもつながってく。過去の積み重ねが今だから。だから今をがんばるしかなくて。歩いてきた道も、出会いもムダにしたくないんで。
きっと優馬くんは、その時与えられた場所で、必死にただ必死に頑張ってきたんだ。だからこそ、今がある。今を否定するってことは、過去を否定することで。過去を否定するってことは、今を否定することで。私はもう絶対、この人のいる場所を否定したりなんてしない。大好きな人の今いる場所を否定するのって、すごく苦しいことだから。
何年か前かな。もう大阪のコといっしょにやるべきじゃないってことも考えたんですよ。おごりや傲慢に聞こえるかもしれないですけど、もし僕がいっしょにやったら、当時の状況を考えると、僕がセンターに立つことになったと思うんです。それじゃ、みんなが1コ下に見える。それはよくないよ。だからもう戻るべきじゃないなって。正直、事務所から"大阪のコと……"って話が、あったこともあるんです。でも、"それはやらない"って。もしかしたら彼らにとって残酷な判断だったかもしれない。でもあんな頑張ってる人たちを、下の存在にしてまで、いっしょになんかできない。
ずっと思っていた。優馬くんには関ジュと活動してほしい。でも私はある時、気付いてしまった。優馬くんが、関西とはもうやるべきじゃないって気付いたみたいに、私も気付いたんだ。あ、もうここは優馬くんの立つ場所じゃないって。そのことに気付けた時は、とても苦しくて、悲しくて。気付いてしまったからこそ思ってた、もし関ジュとデビューしていたら。でもそんなの、私が間違ってた。今ならそう、言えるから。
ーー厳しい道を歩まされたって、事務所を恨んだことはない?『まったくないです。全然。感謝しかないです。』
正直、私は事務所を恨んでます(笑)ずっと恨んできました(笑)優馬くんにグループを与えてあげなかったことも、事務所に振り回され続けたことも。でも、その経験があって、今の優馬くんがあるなら、それは絶対否定すべきことじゃないし、優馬くんがその経験を糧にしてるかぎり、私は絶対にもうそれを否定したりなんてしたくない。
いい経験をさせてもらったなって。あのふたりは、本当に能力もポテンシャルも高いですから。いっしょにできたことが糧になってますし、誇りです。
いまそうやって言える、優馬くんが、ただただ素敵だなって。そう思うんです。大好きなんです、この人が。
だって、仲間も、支えになってくれる人も、ファンの人たちもいる。僕はひとりじゃない。
私も、今はそう思えるんです。前は優馬くん、どこにいてもひとりぼっちに見えてたというか。でも今はソロとして活動していても、ひとりじゃないというか。彼が今まで出会ってきたたくさんの人がいて、かつての仲間がいて、今の優馬くんを支えてくれる周りの人がいて、かわいがってくれる先輩がいて。そしてジャニーズWESTのメンバーがいて。
私、いまの優馬くんとWESTのメンバーとの距離感が大好きなんです。もちろん、いっしょにやってた頃のことを想うと、未だにやっぱり色々考えてしまう部分もあるし、一筋縄ではいかないことばっかりだけど、今別々の場所で戦っている彼らの関係っていうか、そういうのを大切にしたいなって。
だから、ジャニーズWESTのデビューって心からうれしくて。おめでとうって。みんな、"やめるかも"って悩んでたから。僕は高校卒業のタイミングで大阪を離れたけど、やっぱりみんなすごく迷ってて。"このままやっても……"って。実際去っていった人もいる。それでも踏みとどまったのが、いまのジャニーズWESTのメンバーだから。
いつか、彼らがまた同じステージに立った時に、違う道を歩むことになった彼らがどんな姿を見せてくれるのか、怖い気持ちももちろんあるけど、すごくすごく楽しみで。その姿を見た時に、私、きっと心の底から優馬くんと関西が別々の道を歩むことになったこと、受け入れられる気がするというか。
エリートと呼ばれる中山優馬の虚像を追いかけて、いつか追い越そうとしている最中なんです。
中山優馬が中山優馬を超える時に、彼が見る景色は、彼が見せてくれる景色は、どんなものなのかな。今からすごく楽しみです。
担降りというものをしてから約1か月、担降りについて語ります。
小瀧くんに担降りを決めたのは、正直逃げからだったと告白します。元担への想いが強くなり過ぎてしまって、どうすればいいのか分からなくなってしまっていた時に、彼がいました。そう、それがのぞむくんでした。
ここから話すことは、私が見てきたもので、ちゃんと私が彼らを追ってきた訳ではないので、もしかしたら事実と違うこともあるかもしれません。そこは大目に見て頂けたら、と思います。
のぞむくんのことは、入所当時から知っていて。そのきっかけは小6(2007年)の時にMyojoで見つけた中山優馬くん。一人キラキラ輝いて見えた彼に、私は一目惚れでした(ただその後に行った関ジャニ∞のライブで、私は元担に堕ちてしまうわけですが)。それ以来優馬くんは、私の中で特別な存在になりました。
関ジュに興味を持ち始めたきっかけはもちろん優馬くんでした。そして出会った小6ののぞむくん。少クラの『関西Jr.にQ』でHey!Say!7WESTの中にいたのぞむくんを見たのが、初めて彼の存在をちゃんと意識した瞬間だったと思う(たぶん)。最初の印象は、小6なのに妙な落ち着きがあって、でもまだまだ慣れていないのがまるわかりのかわいい男の子。『こんな子がいるんだ』って初めて認識したのはあの時だったんじゃないかな。詳しくは覚えていないけれど。それから7WESTっていうグループに興味を持つようになって。7WESTというグループが大好きになった。
私は7WESTが大好きだったし、今でも大好きだし、悪い意味ではなく未だに恋しくなる瞬間があるくらいで。今まで出会ったどのジュニアのグループと比べても、7WESTはダントツにキラキラ輝いている王道アイドルグループだったなって思います。きらきらアイドルが大好きな私にとってはドストライクで…!本当に大好きでした。だからずっと、優馬くんには関ジュと、7WESTと活動して欲しいって思ってた。彼らの中でわちゃわちゃしてる優馬くんが大好きだったから。だから優馬くんがデビューして、優馬くんの7WESTとしての活動が曖昧な形になってしまって、ずっとヤキモキしてた。本当はこの人たちと一緒にやってほしいのに…!って。そんな気持ちはあったけれど、優馬くんがいようがいまいが7WESTっていうグループが本当に大好きだった。もちろん担当は別にいたし、副担だって優馬くんだったし、当時中学生、そして高校生だった私に、元担を応援しながら、優馬くんも応援して、そして関西が活動の中心の7WESTを応援する余裕なんてもちろんなかったのだけれども。だからお茶の間でした。1年に一度のin大阪を楽しみにして、何度も何度も同じ映像を見て、不定期である『関西Jr.にQ』を楽しみにして。松竹座のレポを漁って、一度は脚を踏み入れてみたい場所だってずっと憧れてた。現場に脚を運んだことはなかったけれど、そういう風にしてずっと7WESTの活動は追っていて、本当に本当に大好きな存在だったな。グループとして大好きだった。だから優馬くんとは別々の道を歩むことになってしまった彼らだったけれど、何故か意味もなく、7WESTがデビューしたら担降りするのもありかなって漠然と思ってた。その中だったら絶対に小瀧くんだなって。バレーユニ発表の2011年、彼らにもチャンスがあるって思ってたからちょっぴり期待してみたり。
そんな大好きだった7WESTに起きた忘れもしない2012年夏のあの出来事。優馬くんと6人とはもう別々の道を歩み始めたんだな、と受け入れ始めていた時に起きたあの出来事。6人が大好きで。6人としての7WESTが大好きで。2人のこと個人が、特別大好きだった訳じゃない。でも、6人の7WESTが大好きだった。個人が好きになってその人がいるグループを好きになるという形ではなくて、グループが好きになってその中にいる個人が好きになるという形で好きになったのぞむくん。だからもうここに降りることはないなって思った。その後の4人としての活動を否定するつもりはもちろんなくて。でもね、6人が、好きだったの。そこに空いた穴を見るのが怖くて、なんとなくそれからは距離を置いてしまった。松竹座のレポも見れなかったし、その後の2012年のin大阪も見れなかった。だからその年のDVDだけが残ってなくて。後から色々なツールを使って知った。彼らが抜けた上で、グループとしてどう活動していくのか、相当な覚悟を4人がしてあの舞台に立ったであろうことを。でもあの時の私にはそれを知ろうとすることが出来なかった。彼らは逃げなかったのに、私は逃げてしまった。今振り返ると一番の後悔。
4人で、"ふたりのためにも絶対デビューしよう"って約束して。デビュー出来なかったら、ふたりとも後ろめたい気持ちになっちゃうでしょ。
当時高一だった彼が、背負ったものは大きかった。でもそれを、彼は、彼らは背負って舞台に立ち続けていたのだなと。のぞむくんの10000字を読んだ時に改めて思った。だから、あの時私が逃げてしまったことは一番の後悔。
だけど、その後に行った優馬くんのMissing pieceの握手会に関ジュもいて。彼らを見て、やっぱり好きだなって思った。握手した記憶は優馬くんが圧倒的な割合を占めているのだけれども(笑)だからそこからは、また、少しずつ彼らを追い始めて。それでも、ここに降りようとは思わなかったし、正確に言えば思えなかった。ジュニア担の恐怖を知ってしまったから。
自担がもしかしたら明日突然辞めてしまうかもしれないなんて、自担が次の現場には居ないかもしれないなんて、そんな世界。私には無理だと思った。担当ではなかったけれど、そこにあると当たり前に思っていたものが急に居なくなってしまう恐怖を知ってしまったから。これが自担のいるグループだったら耐えられる訳がないな、と(あ、元担のグループもそれを経験しているけれど、私はその当時応援していた訳ではなかったので、その時の状況には想いを馳せることしか出来なくて)。もちろんデビューしたから絶対安泰な訳じゃない。色々なグループを見てきて、それは知っている。でも、やっぱり、ジュニア担にはそのリスクがより大きいと思ったから。ゆるく追って、ゆるく応援していこうと思った。ただこの人たちがデビュー出来たらなあと。
そして決まった関ジュの全国ツアー。謎選抜の浪速一等賞のレポを見た時は心臓が止まるかと思った。関西の中でなにかが動き出しているのだと思った。そんな中で『ANOTHER』があり、関西からデビューすることは確信に変わった。努力してきた人がみんな報われるわけじゃない。そこから漏れてしまう人だってもちろんいる。怖かった。冬松竹日程。何かを考えずにはいられなかった。受験生だった私にはどうすることも出来なかったけれど。
そして迎えたあの日。カウコン。テレビの前で、茫然とした。どうすればいいか分からなかった。ええじゃないか歌う4人を見て、全然ええくないわ!って言うことすら出来なかった。予備校であけおめでの様子を、特にのぞむくんの様子を知って、もう本当に落ち込んだ。そんなことしている場合じゃなかったけれど、落ち込んだ。だから、私はまた逃げた。だから2月5日のことはあまり憶えていない。たぶん、その日は第一志望の受験日で、それどころではなかったと思うけれど。どのような経緯で7人になったことを知ったかは、本当によく思い出せない。
受験が終わったら、元担一色だった。7人なってよかった、彼らがデビュー出来て良かったとは思ったけれど、それ以上はなかった。CDは買った。けどそれ以上はなかった。彼らが出ている番組は全部見た。けれどそれ以上はなかった。正直、彼らを応援する自信がなかった。7人でデビューした彼らを、7人のグループとして、本当にちゃんと見れるのかなって。それ以前にまず、もうどこにも降りないと決めていた。大学4年間の間にオタクを卒業するとしたら、それしかないって思ったから。だから、デビューしたからといって彼らに降りようとは思わなかった。
2014年は元担のグループの10周年で。彼らを必死で追い掛けた。楽しかった、純粋に。夏の野外が最高に楽しくて、この人たちの10周年を全力で追い掛けようと思った。だからツアーには出来るだけ行こうと思った。行く予定のなかった札幌にも行くことになった。その頃。
のぞむくんの10000字インタビューの存在を、知った。読んだ。衝撃を受けた。なんとなく漠然と考えたことはあって。高校卒業を一つの区切りにするのではないか、と。色々な人が言っているように、彼は賢い人だと思うから、聡明な人だと思うから。それに、みんな絶対に考えるよね、将来のこと。だけど、いざ、そうやって考えていたことを、ちゃんとした形で彼の言葉から知ることになったら。涙が止まらなかった。なんで。なんで笑っていたのかな。笑っていられたのかな。アイドルだから?けど、彼、まだ高校生だったんだよ?
もしデビューできるなら、ここ1、2年が勝負だなって思ったんです。もし、俺以外の人たちで関西Jr.からデビューするグループがあったら、やめようとも思ってましたし。B.A.D.のふたりや、濱ちゃんもいる。そこに誰かを加えたグループがもしデビューしたとき、そこに俺が入ってないなら…。そしたら、次はなにわ皇子やKin Kanの番なんで。そこに僕は入らない。チャンスは何回もこない。あってあと1回。だから、高校を卒業するまでにデビューできなかったらやめようって。
どんな気持ちだったんだろう。私には全く想像のつかない世界。たかが高校1、2年の男の子。普通だったら部活して恋愛して青春して。もちろん、みんな将来のこと考えるよ?高2の終わりらへんからは、私だって大学受験について考え始めていたけれど。けど、今が大事じゃん、今を必死で楽しむだけじゃん。そうやってみんな周りが楽しんでいる時期に、彼はチャンスは何回もこない、なんて。そんなふうに、冷静に現実を見つめて。将来を見つめて。違う職業に就くとしたら美容師、だなんて、本当は、すごくすごく現実的な選択肢だったのかもしれないね。
みんなそうなのかもしれない。このことはのぞむくんだけに限らないのかもしれない。今、必死で夢を追いかけているジュニア達、歌って踊って笑って輝いているジュニア達みんな、こんなことを考えながらも笑っているのかもしれない、笑顔でいてくれるのかもしれない。そう思ったら胸が熱くなった。アイドルって本当に尊い存在だなあ、と。
これを読んでしまったからには、ジャニーズWESTのファーストライブに行かないと。そう思った。そんな風に考えていた彼が掴んだデビューという夢の切符。今、彼はどんな姿を見せてくれるのだろうか、どんな顔を見せてくれるのだろうか。正直お金に余裕はなかった。元担のツアーもあったから。でも、行きたい、行かなきゃ。そう思った。これを逃したら、私はもう、この人とは向き合う資格なんてない、そんな風にも思った、大袈裟かもしれないけれど。
そんな風に考えていた私だったけれど、それからの約2か月間は、元担だった。長年もう一度やってほしいと思っていたソロ曲を初日にやってくれた時は、もう、なにがなんでも入らなきゃ、と。必死で東京のチケットをかき集めた。名古屋にも行った。この時は見えていなかった、元担しか。担降りなんて、微塵にも考えていなかった。けれど。
年が明けた。ジャニーズWESTの横アリ公演初日。自チケ史上、最大級の神席だった。もう本当に。ファンサ、なるものも貰った。人生で2回目の。もちろん距離の近さはすごくすごく魅力的だった。元担のグループでは、ほとんどドーム公演しか知らなかったから。でも担降り、という言葉が本気でよぎったのは、そこじゃなかった。
2日目の二部。スタンドの上だった。席からしたら、絶対的に前日よりも悪い席。でも。終盤のバンバンで外周を走る彼を見た。外周を走って、飛び跳ねて、会場を煽る彼がいた。胸が熱くなった。どんなに双眼鏡を覗いても、鮮明な表情は見れなかった。だから、肉眼で彼を見つめた。それでもわかった。楽しそうにしている!こんなにも楽しそうにしている!全力で。この人は、いま、どんな気分なのだろうか。一年前に読んだ、あけおめでの彼は、一人で外周を走り回っていた。そんな彼が、いま、あんなに楽しそうに、外周を走っている!
担降り、という言葉がよぎった。ジャニーズWESTというグループの中で、彼はこんな表情をするのかと思ったら、もう、すごく愛しくて。だけど、降りる、という決断は、すぐには出来なかった。それはもしかすると、7年、という月日が私を引き留めていただけなのかもしれないけれど。でも。元担は私にとって、すごく特別な存在だったから。担降りをした今でも、根本にはそれがあって。だから、のぞむくんがそこを超えることはなくて。これから先も、超えることができるのかは、本当はよく分からない。けれど。
なぜだか彼なら大丈夫だと思った。1回しか入る予定のなかった団五郎に、いつの間にか4回も入ることになっていて。そこで見た彼の姿。私はまだまだ何も、のぞむくんについて知らない。当たり前だ、ただのお茶の間だったのだから。それがすごく楽しかった。この子はこういう表情をするのか!と。なにが心を動かしたのかはわからない。ただ、漠然と、この子なら大丈夫だと。
1月26日。私は担降りを決意した。正直、逃げもあった。というか逃げ、だったのかなとも思う。元担に対する重いオタクを辞めたかった。こんな感情のままでいいのかな。すごくすごく悩んだけれど、でも、それでも。
僕は、ドームで歌ってるとこ、よく想像してました。いっぱいのお客さんの前で、大歓声に包まれて歌ってる姿を。ドームで歌うってことは、デビューするってことじゃないですか。
この子に、その景色を見せてあげたい。この子をその場所に連れて行ってあげたい。元担には、もう、抱かなくなっていた感情だった。この人なら、もっと違う景色を見せてくれるはず…!違う場所に連れて行ってくれるはず…! そう思うことはあっても。だんだんと大きくなっていってしまう彼らに、恐怖さえ覚えたこともあった。彼らの夢を、心の底から後押しできなかった。でも今は。ジャニーズWESTに大きなグループになってほしい。それはとてもとても寂しいことだけれど、今の私は、彼らの夢を全力で応援できる気がする。
高校を卒業するまでにデビュー出来なかったらジャニーズを辞めようと思っていた彼が、先日、高校を無事卒業した。とてもとても尊いこと。これから先、のぞむくんがどんな姿を見せてくれるのか、しっかりと見届けていきたい。重いオタクを辞めるために逃げた先でまた重いオタクをしてしまっていてつらいけれど(笑)だからこそ今、担降りについて長々と書き記してしまった。