小さなじゅもん

こたきくんとか、ゆうまくんとか

MORSE初日について今更ながら書き連ねる




MORSEの初日にお邪魔してきた。大分時間が空いたけれど、ちゃんと言葉にして残しておきたかったので、今更感しかないけれど、自分のために書き連ねることとする。


正直、初日の公演に入ることは半分諦めてた。手元にチケットはないし、探す気力も起きないし、入れなくても仕方ないかなって。だけど諦めきれなくて当日券にかけてみた。繋がらなかった。から諦めた。

だけど、フォロワーさんからまさかのお声掛けを頂いて入れることになって。その連絡がきてお譲り頂けることになってからは、なんかずっとソワソワしてて、落ち着いて座ってすらいられなくて。ほんとに始まっちゃうんだ、そこに私は立ち会えるんだなぁ、って。


MORSEのお仕事が決まった日のこと。うれしくてうれしくてどうしようもなかったこと。つい昨日のことみたいに思い出す。

ツイートを遡ってみたら、自分落ち着きなさすぎて笑った(笑)深夜三時頃まで眠れなくて、無理やり寝て、朝起きて夢だったらどうしようって思ったけど、夢じゃなくて。


パリピポで感じた違和感を早く拭いたくて、だから早く個人のお仕事が決まってほしいってことはずっと思ってて、それが外部舞台のお仕事だったらってことは何回も考えてた。

だから本当にそのお仕事が頂けることになって、うれしくてどうしようもなくて。だから、どうなってしまってもいいって思った。もしのぞむくんがボロボロになってズタズタになってしまうとしても、それでもよかった。苦しくてもがいてもがいてもがいてどうしようもない経験をしてくれたらって、そんなことをずっと考えてた。


そんな日からあっという間に3ヶ月が過ぎた。わたしの夏は、優馬くん一色だったから、それが落ち着いて、しばらくしてだんだんと雑誌の露出が増えて、いろんなのぞむくんの言葉を吸収して、MORSEが始まるんだっていう実感が湧いてきて。そしてその日はやってきた。


一日中ずっと色んなことを考えてた。「すごいプレッシャーだけど一カ月みっちり稽古してきたので自信がある」という言葉を読んで、泣きそうになった。緊張はしてたけど、不安や心配は一切なかった。

のぞむくんのことをずっと見てきた訳じゃない。だけど、不思議と確信はあった。漠然としてて、根拠なんか全くない。だけど大丈夫だってことだけは分かってた。


ものすごい緊張の中、その時はやってきた。きっと周りの小瀧担も一緒の気持ちだったと思う。ものすごい緊張感の中、幕が開いた。


1幕ののぞむくんはたぶん緊張してた。最初は自分が緊張してるのか、のぞむくんが緊張してるのか分からなかったけど(笑)でもたぶんものすごく緊張してた。だけど2幕が始まって、だんだんとのぞむくん自身が乗ってきて。そしてそのテンポに会場全体が飲まれていくのを感じた。

ラストのプールのシーンの前。洋服を脱ぎ始めたオスカーを見て、いよいよか、って思った。のぞむくんから緊張が伝わってきて。たぶん見つめる小瀧担の気持ちは全員一緒だった。みんな一緒に息を止めてオスカーを見つめてた。


初日の幕が降りた。カーテンコールで笑ったのぞむくんを見て、ポッケに手を突っ込んではけてくのぞむくんを見て、あ、のぞむくんだ!って思ったらなんだか急に安心して。無事に初日の幕が降りたんだなあ、って。


時々、なんで小瀧だったんだろうって考える。わたしはのぞむくんに担降りするまで、のぞむくんのこと小瀧って呼んでて、だから今でもたまに小瀧っていう目で見てしまう時がある。小瀧の顔は超好きだったし、超タイプだったし、かっこいいと思ってはいたけど、なんで小瀧だったんだろうって。でもたぶん私は小瀧じゃなきゃダメだった。のぞむくんじゃなきゃダメだった。そんな風に初日の公演を見て思ったりした。


正直ものすごくしんどい作品だと思う。観ているこっちですら、終わったあと残るものに潰れてしまいそうになる。のぞむくんもきっとこれから追い込まれて飲まれそうになるだろうし、もしかしたら稽古中にもそういったことがあったのかもしれない。幕間や休憩時間にもオスカーでいてほしいと求められていると知って、私の方がしんどくなったり。

だけどそんな時にこそすごいものを見せてくれるのがのぞむくんだと思うし、そこを乗り越えた先に待っているものに私はずっと期待してるから。


今からMORSEが終わってしまうその日を寂しくも思うし、早くオスカーを演じ切ったその先にいる小瀧望に会いたいとも思ってる。


またひとつ大きくなったのぞむくんに会えますように。